2018年10月31日(水) 横浜の会
第49回「食べて楽しむ会」

パン・ド・ロデヴ普及員委員会7年目の2つ目のイベントは、横浜の大人気店「ベッカライ徳多朗」ヨツバコ店にてです。講師はいつもあふれんばかりの情熱で迎えてくださる徳永久美子さん。


渾身のロデヴ、今日は種のエッジがたっている感じです。
「前日が店休日だったから、種がよく効いてるのかしら」。
参加者は、お店のお客さんと委員会の会員さんでトータル27名です。

今回は夏に久美子さんが講師として講習に行かれた台湾の料理をメインにご紹介くださいました。
台湾の卵焼き。塩漬け干し大根が入っていて、良い食感です。


茹で落花生(千葉産)の入った大根サラダは、ナンプラードレッシングの味付けで。パンチがあるのに、上品です。
お豆腐ベースのディップはたしかにディップですが、とても軽く、かつ旨味が詰まっていて、新しいおいしさ発見でした。

こちらは干し鱈の入ったトマトのスープ。味が深くて、どんどんすすみます。

びっくりの胡椒餅。五香粉でしっかり味付けされた豚肉を、ロデヴ生地に包んで揚げたもの。スパイスが香ります!


紅玉のジャムをのせたロデヴのティラミス。スタッフの方々が、てきぱきと気持ちよく応対してくださいます。

今回は委員会のパネルとともに、久美子さんの台湾紀行の写真も一緒に飾られました。

技術顧問の仁瓶さんも駆けつけてくださっています。

徳永さんが、「座りっぱなしにならずに、なんとか新しい方と交流してほしい」と考えてくださり、今回は参加者のお席はくじで決めることに。最初は若干の不安そうなお顔もありましたが、終わりのころにはすっかり打ち解けて新しい関係を築かれた方々がありました。大丈夫でしたかと聞いてみると、「これでとてもよかった!」と言ってくださり、嬉しく思いました。

最後はスタッフの方総勢25名ほどがずらりと並ばれ、「自分の好きなロデヴの食べ方」を披露くださいました。
息子曰く、ちぎって表面積を大きくしてトーストして、オリーヴオイルが一番!と。
オリーヴオイルと岩塩。トーストで温めてバターを伸ばさず、乗せる。
スライスして生のイチジクとリコッタに蜂蜜。
横スライスにして、バターをはさんでシンプルに。
肩の力を抜いて夕飯に普通のおかずと。そうすれば売り上げが増えて、自分達の給料も上がる!
クルミにクリームチーズ、練り胡麻。魚のグリルで焼き直すと、皮がばりっとしておいしい。
軽く焼いてからラムレーズンアイスをのせて。バニラアイスと蜂蜜。
サルタナ入りはラスクにしてタッパに入れておく。これは子供から教わった。
モツァレラとトマト。ブルサンアイユかゴルゴンゾーラチーズと。もりもりサラダと!
などなど、作り手からのさまざまな提案は、とても熱くて、力が入っています。
仁瓶さんも「サイドの生地を揚げパンにして和三盆ときな粉というデザートを考えたが、今や天下の三つ星<モリエール>の正式なデザートになった」と応じられました。徳永さんは「ロデヴの、スープの水分を抱える力はとても素晴らしく、パンの中で一番料理に合うと思っている」と話されました。
またお店よりのリスクエストで、参加者にもそれぞれ「自分の好きなロデヴの食べ方」を書いていただき、シールにして胸に貼って頂いています。本当はみなさんにもお話をしていただく時間があったらよかったのですが、楽しい時間はあっという間で、終了の時間になりました。
徳永さんは、ロデヴ会期の間は必ずやり続けますから、と言ってくださっています。今回は参加出来なかった方も、またぜひ来年! *今回はご案内発送の直前に関西をおそった台風の影響で、交通、物流ともにとまってしまい、ご案内チラシがお手元に届くのが遅くなってしまいましたこと、お詫びいたします。
徳永さんをはじめスタッフのみなさんのご尽力で、会は大盛り上がりのうちに終了しました。どうもありがとうございました!
(報告:塚本有紀 写真一部提供:森田圭二さん)