2021年07月18日

仁瓶利夫さんのオンラインセミナー

7月12日は仁瓶利夫さんによる
「フランスパンの嘘を検証する  NHK総合『チコちゃんに叱られる』を題材にして」
を行いました。
スクリーンショット 2021-07-12 16.05.21.png
バゲットは「サンドイッチをパンパン作るため」に細くなった。
バゲットやバタールは、生地分割重量やクープの数が決まっている。
フランスには「フランスパン」というパンが売られている。
世にはこんなフランスパンにまつわる嘘がまかり通っていると、仁瓶さん。

仁瓶さんが豊富な資料をもとに、チコちゃんよろしく
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
とするどく切り込まれました。

バゲットが細くなった理由については、
・1920年代、「バゲットの黄金期」と呼ばれる時代に、パン職人だけが夜勤を禁止されなかったそうで、かつ、かりかりした食感を好む国民性から、買う側も売る側も、たとえ老化しやすくても、カリカリ部分の多い細いパンを支持したこと。
・パンの公定価格との関係性
などを挙げられました。

また昔のカスクルートは30cmもあって、今とは違ってパンの消費量は多かったそう。カルヴェル教授の見解では、本来「カスクルートには野菜をはさむべきでない。パンの味が分からなくなる」とのことで、とてもなるほどと思いました。だからこそフランスでは「ハムとバター」というシンプルなサンドイッチが一番好まれるのだろうなあと、食の好みの国民性の違いについても思いを馳せました。

誰もがついついテレビや本からの情報は鵜呑みにしがちですが、正しくないことも含まれる可能性を念頭に置きながら、流されすぎないことを心がけたいものと思いました。(塚本有紀)


参加者のご感想より。
食べるよ会員 STさん(福岡市)
相変わらず皆さんパンの知識が豊富なので、素人の私が参加しているのは気が引けますが、皆さんのお話し聞いて刺激になります。
録画はまだ観ていないのですが、退出後の話が気になるので、早めに観てみようと思っています。今日はありがとうございました。

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食べるよ会員 ANさん(高岡市)
パンの間違った情報を仁瓶さんが指摘されるので、確かな事を教えて頂くこのようなセミナーが
大変に貴重な事だと感じました。

面白いなと思ったのはクープが入っていない時代のパンひとつからこの時代の小麦は力が弱いとか、
カスクルートに葉物が入っていない時期もあった事をお聞きし、
パンの形や大きさ、焼き方、食べ方、それらから当時の環境や
生活様式が想像(妄想も含め)できる楽しみも新しい発見でした。

その時代の生活道具、食器はどんなだったのか、料理はどんなものだったのかと考えると楽しくなってきました。
posted by パン・ド・ロデヴ普及委員会 at 16:42| Comment(0) | 2020年度
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