2022年9月5日(月)
明石さんの最後の技術講習会をリアルで開催することができました。
明石さんは、仁瓶さんがフランスより持ち帰ったパン・ド・ロデヴを自店で初めて並べて売り始めた功労者であり、委員会の技術顧問としても、パン・ド・ロデヴの普及に大きく貢献してくださいました。
長引くコロナ禍の影響で、あの楽しかった食べる会は、開催できないままとなったことは
残念なことでしたが
最後の技術講習会がなんとか開催でき、感慨無量です。
さて講習会の会場は、明石さんのお店「ブロートハイム」の厨房にて。

今回のご参加者はほぼ作るよ会員とパン店勤務の方々が占めました。
狭き門ゆえ、お入りいただけなかった方々のためにはズームにて配信をしました。

ご披露いただいたアイテムはロデヴの他に、ルバーブ・ヌスクーヘンも。



仕込み、発酵、焼成と作り方に理論と素材へのこだわりも交えてご披露いただき、参加者からは何度見ても発見があるとの感想が寄せられました。
また数年前よりは仕込み方に違いがあり、
「こんなにおもしろいパンはない」とよく話されている明石さんですが、やはりつねにバージョンアップされているようです。

仕込みの間のお昼には
熱々のタルティーヌが2種類振る舞われました。とくにジャガイモとブルーチーズのタルティーヌは
「いつだったかの食べる会で出したとき、『ブルーチーズは嫌い』と言っていた人がお変わりしたんだよ」
と明石さんがおっしゃる通り、思わず頬がゆるむおいしさです。
サラダとオニオンスープもいただき、大満足で午後からの講習に入りました。

今回はとくにパン屋さんのご参加が多く、久し振りにお仲間同士で情報交換もされ、有意義な集まりになったようです。

日本にパン・ド・ロデヴを普及させるために、明石さんは、毎年の技術講習会で作り手を育成し、食べて楽しむ会では消費者と作り手を繫ぎ続けてくださり、ながらくご尽力くださいました。
そして日本には間違いなくパン・ド・ロデヴが広がりました。
次は、おいしいパン・ド・ロデヴが日本中で買える世の中になるように、
ここに集う作り手のみなさんもさらなるバージョンアップを期待したいところです。

最後にお店の前で記念写真を撮り、無事に閉会となりました。
ご参加どうもありがとうございました。